ご挨拶が遅くなりましたが先日は文ッ字フリマ2026秋お疲れさまでした。ブースまでお越しくださった方、本をお手に取ってくださった方ありがとうございました。
初版からちょうど10年ぶり、というかなり期間が開いての頒布だったのでどうなるものかと思っていましたがありがたいことに完売できました。一応落選等なければ今年12月のコミティアに少しばかり増版して持っていく予定です。
▮初参加の感想
実は第一回の頃からイベント自体は存じ上げてたのですが、タイミング等諸々が嚙み合わず3年目にしてようやく現地参戦できました。
正直今回もかなりスケジュールとしてはバタバタしてしまったのですが、来年はことばらんどさんが改修工事のため開催するとしても2028年以降と聞き、無理してでも参加しないと後悔する!という思いで参加しました。参加できてよかった…!
参加者様たちの中にはデザインを専門とする方や本業でDTP事業に携わってる方も多く、漫画媒体で出るのは恐らくかなり浮いてるだろうな…という不安がありつつも、たくさん勉強になり非常に良い時間を過ごさせていただきました。
(以下、購入させていただいたサークル様のリンクを引用させていただいております。※問題等ございましたらご一報ください)
●書体讃歌様『五號明朝風活字總數見本』
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フォントダスさん『活版原景2』と合わせてどうぞ!#文ッ字フリマ✅詳細、販売ページはリプ欄へ👇 https://t.co/22Dl3zBCgj pic.twitter.com/wvlKK4fXTT
— 書体讃歌 (@typeface_anthem) September 27, 2026
発見された大阪活版製造所様の書体をまとめたもの。
実際にサークル主の書体讃歌様ともお話させていただいたのですが、入手した見本帳を全て取り込みデジタル処理してまとめたとのこと。凄い。
こういった見本帳を皆さんどういった経路で入手してらっしゃるのかと毎度思うのですが、こういった形でまとめて発表していただけるのは本当にありがたいです。まさか大阪活版の文字がこういった形で見つかるとは…。
大阪活版さんは拙著の「タイポのおしごと」でも触れている「築地活版製造所」の発足元から暖簾分けしたような活版所です。
ただ、築地活版製造所含め現在は存在してないどころか、なくなった経緯も時代背景も相まってまぁいろいろごちゃごちゃと……といった感じですので、どこかにあるんだろうけど見つけるのは困難というものばかり(当時は空襲もあったのでね)。
どこかの誰かが大事に大事にとっといてくださったからこうして発見できたのかな、と思うと本当にありがたい限りです。
中身も拝見しましたが仮名文字が本当に美しいです。これを当時の職人さんは手で彫っていたのだと思うと気が遠くなる…。
マニアックではありますが、かなり貴重なものかと思いますので、ご興味ある方にはかなりおススメです。
●Eidantoei 様『ビーポップ書体不完全見本帳』
こちらビーポップと呼ばれるラベリング機械に搭載されている書体をまとめた見本帳。
実は機械自体を初めて知ったのですが、文字を入力する際に使用したい書体のデータが入ったのカードリッジを差し込み使うものとの事。
現地ではビーポップを実際に使ってラベルを作るワークショップもやってらっしゃりかなり面白かったです。
興味深いのは、古い機械だからか解像度が低い故なのか、書体によっての文字の処理の仕方が少々独特な所。
それと、カードリッジを差し込む都合上、たまにバグって文字が崩壊してたり…みたいなこともあるだとか(何回か差し込むと直るそうです)
非常に面白かったです。
●風音島様『風音島Light2026.8』『風音島2026.3』
おはようございます☀️
本日も朝10時より、町田市民文学館ことばらんどにて文ッ字フリマ(2日目)です!
本日は書体讃歌さんの復刻版五号明朝見本帳も本ブースにて取り扱うほか、ご好評いただいております活字型キーホルダーもお昼頃までに在庫を追加予定です。本日もどうぞ宜しくお願いします〜! pic.twitter.com/4HLvMwYAmc— kohakuno|風音島 (@Amber_layer01) September 26, 2026
フォント好きによる大規模サークル「風音島」様による文字の技術書。
『風音島2026.3』の方では総勢30名以上の文字に関するコラムが掲載されており圧巻です。
こんな面白い文字があったよ、という話から、書体製作にあたっての視覚デザインの観点からのお話までかなり幅広い分野での文字の話を読むことができます。
自分は、デザインの知識に関して全くの素人ではございますが、装丁含めてかなりハイレベルなクオリティの本となっています。すごい。
個人的に気になったのは『風音島Light2026.8』の方に掲載されてる幻の文字という項目。
フォントという観点だけではなく、文字そのものの歴史についてが書かれており非常に興味深かったです。
風音島様はコミティア等にも参加なさっているとのことですので、気になった方がいましたら是非立ち寄っていただきたいサークル様です。
●松村大輔様『町田の文字』『手書き文字精察』
[#文ッ字フリマ ]無事終了しました!
お立ち寄りくださった皆様と町田市の皆様に感謝🙏 つぎは2028年に町田でお会いしましょう! https://t.co/VYXWwcOpQU pic.twitter.com/jrqzhoG3VD— 松村大輔 (@cadono) September 27, 2026
街中の手書き文字を写真でまとめたフォトブック。
開催地町田の文字をまとめた本も出していたため、開催中に地元の商店街方がちまちま遊びにいらっしゃってたのが面白かったです(笑)
松村様とも少しお話させていただき、こういった本を作るにあたってどのように写真を撮っているのかという話で、「日常的にカメラを向けている、というよりかは、今日は撮影するぞ!という日を決めてまとめて撮影に赴いてる」とのこと。フィールドワークのようで楽しそう。
実際にスペースまでいらっしゃっていた方々のお話を聞いていると「この文字が良い」「絶妙にこの文字が気に入っている」などという声が聞こえてきて、いろんな好みの方がいて面白いな、という気持ちになりました。
現地では看板文字のアクリルキーホルダーのガチャガチャを置いてらっしゃり、これがなかなかに好評で皆さん楽しそうに回してらっしゃったのを覚えています。
私も一度回させていただきましたが出た文字は「機」。

よ、読めない、なんだこれは。
こちら実際に存在する看板の文字を使用したものらしく、何がどうなってこういう書き方になったのか…というのがたくさんあって面白かったです。
ただ販売するのではなくガチャガチャというのも楽しいですね。
●スタジオ鷺葦様『百聞は一見に如かず 中国野生文字百景』
文ッ字フリマ2026秋 26.27二日出展決定!
新刊ZINEのお知らせです!
『百聞は一見に如かず 中国野生文字百景』
文字マニアたちが中国現地で「野生の文字」を全力捕獲!
見どころ満載の一冊になりました。
ZINEのほかにも、面白いグッズをご用意。
ぜひお立ち寄りください!#文ッ字フリマ pic.twitter.com/Ew0OeZUThB— 玊玉_Kizutama|9.26-27 文ッ字フリマ スタジオ鷺葦 3前05 (@Kizutama_suyu) September 20, 2026
こちら中国の街中でよく見られる書体についてまとめられたいた本。
日本の書体会社との関係性も良く調べられており非常に面白かったです。
和文・欧文とフォントはありますか、中国圏やその他アジア圏内の書体というのにもまた個性があり、それが学べるという本は中々ないかと思います。
非常に面白かったので、今後とも更なるお話が読めるのを楽しみにしています。
●文字組ミ様『もくぱん書体見本』他
阿佐ヶ谷美術専門学校の生徒様、タイポグラフィー作家のうちきばがんた様からなるサークル。活気のある楽しいスペースになっておりました。
終盤にお邪魔させていただいたため、少しの間しかいれなかったのですが可愛らしいグッズやTシャツから実際の見本帳まで様々なものが置いてあり非常に面白かったです。
うちきばがんた氏はもくぱんをはじめとしたツチノコやぺんぱるなど、独特なデザインの書体を手掛けている方で、こちらはAdobeやモリサワの書体ライブラリーにも登録されてるフォントです。
私も購入させていただいてる文字なのですが、まぁなかなかに扱いが難しい文字ばかりではあり…スペースにいらっしゃったうちきばさんともお話しましたが「癖強いよ!」といっていたのが面白かったです。でもこういった文字が映える時ってイラストを描く身としてはとても嬉しいんですよね。
これ以外にも魅力的なスペースがたくさんあったのですが、まぁ人がすごい…!
私は27日のみの参加で、前日はあいにくのお天気で人の入りも控えめだったそうですが、2日目の27日は雨はやんでいたというのもありそこそこの方が駆けつけてくださって楽しいイベントとなっておりました。
次回は2028年、になるのでしょうか。
なるほど、このような感じのイベントなんだな、という体感を得られたのでぜひとも次回開催時も参加させていただきたいです。
というのも前述の通り漫画で参加していいのか…?(通ってるということはいいんだろうけど…)という不安がかなりあったため、とりあえず大丈夫そうなら次も参加したいな、という気持ちでの参戦だったもので…。
とりあえず怒られるようなことは発生しなく良かったです。本を手に取り楽しんでくださった方々本当にありがとうございました。
普段参加してる創作のイベントとはまた違った空気感が面白いな、という点もありましたので、次回参加する際には文ッ字フリマならではの制作もしてみたいですね。


